発注者支援業務が「転職したい」と思ってしまう理由ベスト4を紹介!
すでに発注者支援業務で働いている人が「転職したい」と思ってしまう理由には、主に4パターンあります。
- 希望する勤務地に行けない
- 地元へ戻りたいが戻れない
- 自分が希望する職種に就けない
- 働く場所が1~2箇所しかない
今回はこちらの理由を2記事に分けて詳しく紹介します。
業界の特徴や風潮がよくわかる内容となっていますので、これから発注者支援業務に入る方もぜひご覧ください!
発注者支援業務が転職を希望する理由1: 希望する勤務地に行けない
たとえば建設コンサルタントや発注者支援業務の企業に勤めていて、今は千葉で働いているとします。
この人がたとえば「群馬で働きたい」と希望を出しても、発注者支援業務では通らない可能性があるのです。
発注者支援業務の仕事は競争入札を経て受注するため、勤務先が確実に群馬エリアの仕事を確実に確保できるかはわからないからです。
よって、入社時は「いずれ群馬の仕事も落札するから、今は千葉で働いててください」と言われたとしても、一向に群馬に行けないということはよくあります。
これは会社が嘘をついているわけではなく、とにかく落札しなければ発注者支援業務ができないという構造的な問題が原因です。
しかし働いている人からすると、待っても待っても希望の勤務地に行けそうにないということで、転職という結論に至る人が多いようです。
したがって、入社時に勤務地の希望を出していたとしても、確実に通るかはわからないという点は、今後発注者支援業務に入る方も注意した方がいいでしょう。
発注者支援業務が転職を希望する理由2: 地元へ戻りたいが戻れない
こちらも前項目と同様、勤務地にまつわる理由ですが、今度は地元へ戻りたいのに戻れないというパターンです。
たとえば、若いうちは単身赴任OK、全国赴任OKと言っていた人も、年を経るごとに事情が変わってきます。
- 親の高齢化により、地元に帰って面倒を見たくなった
- 単身赴任が寂しくなった
- 子供が自立したため、出張手当や赴任手当などをそこまで必要としなくなった
このような理由から「家族がいて、実家のある群馬に帰りたい」という希望はよくあるものです。
しかしこの場合も、希望が通る確証はありません。
会社がこの人に引き続き勤めてもらうには、群馬に進出しなくてはなりませんが、それもなかなか難しい話です。
よって会社に非はないのですが、働く人の個人的理由から勤務地を変更したくなった、というパターンも転職理由としてよくあがります。
今の時代は単身赴任を嫌う人が多い?
かつての建設業界では、単身赴任が当たり前といった風潮があり「全国転勤どこでも行きます!」という人が多くいました。
しかし時代的背景からそのような人も少なくなり、勤務地による転職理由は今や最も多いパターンとなっています。
極端ですが「このエリアのこの市に勤務したい」とピンポイントで希望する人も一定数います。
ただ、これは発注者支援業務に限った傾向ではありません。
地域限定社員制度などが普及されている現状を踏まえると「自分の住みたい場所に応じて働きたい」という需要は、どの業界でも増加していると言えます。
また裏を返せば、こういう時代だからこそ「どこの会社でも、どこの場所でもOK!」という人には出張手当や赴任手当などの手当額が厚くなってきています。
これは現状、勤務地の希望がない人には耳よりな情報かもしれませんが、今後、自身の事情が変わってくる可能性も大いにあります。
これから転職する方も、発注者支援業務に入る方も勤務地の問題については慎重に検討した方がいいでしょう。
まとめ
発注者支援業務が転職を希望する理由は、主に4パターンあります。
- 希望する勤務地に行けない
- 地元へ戻りたいが戻れない
- 自分が希望する職種に就けない
- 働く場所が1~2箇所しかない
今回は『2. 地元へ戻りたいが戻れないから』までを紹介し、発注者支援業務ならではの勤務地事情を解説しました。
次記事では『3. 自分が希望する職種に就けないから』から説明を続けます!
この記事の内容は以下の動画で解説しています。
理解を深めたい方はこちらの動画もご覧ください。
この記事の続きは以下の記事になります。